歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療は、ごく小さなものを顎の骨に埋入し、それを固定源として歯を引っ張ったり支えたりする治療法です。従来の治療法では不可能とされていた歯牙移動が可能になるため、矯正治療の最終兵器とさえいわれています。
通常の「失った歯の代わりの人工歯を支えるインプラント」とは異なり、大きさも小さく、矯正治療が終了すれば、簡単に除去できるのが特徴です。埋め込む深さも2~3mm程度、純チタン性。
当クリニックでは、歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療を1998年から積極的に導入しております。
歯科矯正用アンカースクリューは、矯正歯科ではTAD(テンポラリーアンカレッジデバイス)などと呼ばれています。一時的に歯を動かす時に矯正装置の支えとして用いるものです。同じ口腔内に用いられるデンタルインプラントの仲間ではありますが目的が異なります。一般的なデンタルインプラントは欠損した歯の代わりとして埋入し、永続的に口腔内になくてはなりません。
歯列矯正で用いるこの歯科矯正用アンカースクリューは簡単に埋入し、矯正期間中にのみ用い、目的を達成したら簡単に除去出来るという特長を持っています。殆どの場合、僅かな麻酔でほとんど出血もなく数分で処置を終えることができます。
しかし、清掃不良が続くと歯科矯正用アンカースクリューの周辺の歯茎が腫れたり、骨の質によっては定着しにくく外れてしまう場合もあるなどのデメリットもあります。
カウンセリング受診の際には紹介状をお持ちください。
かかりつけ医からの紹介状をお持ちの方は受診の際にご持参下さい。
歯科医院、クリニック(以下、かかりつけ医等といいます)からの紹介状をお持ちの患者様は持参されますようお願いいたします。
当院とかかりつけ医等との連携がスムーズにいくようお手伝いしております。
*当院では紹介状を持参されない場合、通常通りカウンセリング代3,000円+税を徴収いたします。(2016年4月1日より)
かかりつけ医とは? ~かかりつけ医をみつけましょう~
患者の皆様のお口の健康状態を一番よく理解し、把握しておられる先生のことです。
患者の皆様の日常の管理はかかりつけ医の役割です。
定期的なメンテナンスや、お口の健康管理など‥‥
まずは「かかりつけ」の先生にご相談ください。
かかりつけ医で対応できない、歯並びのより詳しい検査や治療が必要な場合には、かかりつけ医の紹介状をご持参の上、当院をご受診ください。
なお、当院の役割である矯正に必要な検査、診断、治療実施後は、再びご紹介頂いた、かかりつけ医に治療継続や経過観察等の役割をお願いすることになります。