歯科医師が過剰になりつつある昨今、「矯正歯科」を標榜する一般歯科医院が増えています。これらには3通りのパターンがあります。
上記1.の場合は、歯科大学矯正科で研鑽を積んだ先生が、一般歯科医院で開業し矯正治療をしている場合もあれば、数回講習会で学んだ程度の浅い矯正知識で矯正歯科をしている先生もいます。その先生の持つ矯正治療の技量、力量、治療経験が千差万別なため「できる先生」と「できない先生」との識別が大変難しいと言えます。 現在の法律では、歯科医師であれば誰でも(矯正歯科)を標榜することが許されているためです。したがって注意が必要です。ただし、利点としてむし歯の治療なども同じ医院で受けられます。先生の治療技術を知るために、これまでの治療例や実績を見せてもらうことをお勧めします。 上記2.の場合は、大学病院で研修中の矯正医が担当することがあり、臨床経験が十分でない場合もあります。また、転勤、退職などで通院時間の変更や担当医の変更があるかもしれません。矯正専門医の場合、実績は十分あるでしょう。しかしながら設備の不備や治療をアシステしてくれる歯科衛生士さんの知識が低い場合があります。
現在、日本矯正歯科学会では会員に対して認定医、より上のクラスとして専門医を設け、規定のハードルをクリアした矯正医には資格を与え、一般歯科医と矯正歯科専門医との区分を行っています。矯正専門医院では、通常担当医が固定しており、治療開始から治療終了まで矯正専門医が責任を持って治療にあたります。また先生だけでなく治療に携わるスタッフも全て矯正専門の知識と技術を共有していることもとても重要なことです。